スティーブ・ジョブスに学ぶプレゼンのスキル(Life is beautiful)

プレゼンにもいろいろあって、営業プレゼンもあるだろうし、研究発表プレゼンもあるだろうし。
なので、なんでもかんでも同じように扱ってはいけないんだろうけど。
ジョブスのiMacプレゼンに対して、次のような分析をされてます。

(1)文字が極めて少ないこと、
(2)画像が効果的に使われていること、
(3)ほとんどの情報は文字ではなく、スティーブ・ジョブスの口から伝えられること

これは、iMacという、具体的な商品があることが前提なんですが、聴衆に対して、如何にiMacを印象づけるか、という大きな課題があるわけですよね。プレゼンを聞いた人が、
iMac欲しい!」
となるのがベストで、そこまででなくても
iMac見てみたい!」あるいは「iMacカタログ欲しい!」となれば、このプレゼンは大成功。
この方は「プレゼン専用、平置き液晶モニター」でも、次のように書いておられます。

やたらと文字ばかり並べたスライドを読み上げるだけの人がいるが、それでは、貴重な時間を使ってプレゼンをしている意味がない。スライドにはわずかなキーワードと画像データ(商品の写真、グラフ、ブロックダイアグラムなど)だけを置いておき、大切なことは自分の口でしゃべる、というのが正しいプレゼンの方法だ。それも、話す内容をあらかじめ丸暗記などしてはだめで、相手の理解度や興味に応じて、適切に言葉を選んだり重要なポイントを繰り返したりしながら進めなければいけない。
 そんなプレゼンをする際には、相手には出来るだけ私の顔を見て欲しいし、私の話に集中して欲しい。そんな私にとってはプロジェクターは敵以外の何者でもない。プロジェクターのファンのノイズはじゃまだし、薄暗い部屋では相手の表情が読み取れないし、皆で壁の方向を向いていては目と目のコミュニケーションが取れない。

自分を売り込んで、その自分が扱う商品に興味を持ってもらう、ってことなんでしょう。
でもって、「良いプレゼンの見分け方」(発想七日!)では、

作り手の立場で考えて一番難しかろうと思うのは、やはりメッセージを絞り込むこと。
涙を呑んでメッセージを3つに絞る。その3つを伝えるためにあらゆる仕掛けを施す。

と。
具体的に、「これ!」って言うものをアピールしたいときは、この絞り込みは重要なんだろうな。
俺の場合、何でもかんでも押し込んで、「なんかわからんけど、すごい!」ってのを狙うことが多いかも。
例えば2時間のステージが終わって、「なんかわからんけど、すごかった〜」とか。
これって、どうなんだろーか?もっと絞り込んでいった方がいいのか?ステージも、人間関係も。