生演奏+VJ

昨年同様、高校吹奏楽定期演奏会のお手伝い。今年も2days。11日は雨にも関わらず、満員になってしまう。12日も当然満員。
今年も第2部の演奏+劇に、簡単なVJをさせてもらった。GoodLuckという話をベースにした劇で、要所要所でポイントとなる言葉をテキストで映す、という依頼。カッコを付けてMotionDive.Tokyoという気もしたんだけど、事前打合せがしっかりできないことと、ある目論みがあったので、素材修正や追加に手間のかかるMDTは却下。AppleのプレゼンソフトKeynoteのデビューとなった。
PowerPointよりも、エフェクト等が充実してて高品質(だと思ってる)。4行程度の明朝体テキストを、文字のディゾルブ(フェード)でインさせていき、最後は画面全体をディゾルブでアウト。これの繰り返し。
9日の夜に入力と画面の設定を済ませ、10日夜のリハーサルで現場の声を聞きつつ手直し。さらに、11日昼間のリハーサル第2段で手直し。リハーサルする中で、やっぱりカーテンコールのときは何かをしてみたくなったので、劇中でポイントになるキーワードを、いろんな方向からスライドイン→スライドアウトさせる、というのを入れてみた。お客さんに取っては、これが結果的に言葉を印象づける事になったみたい。劇中に「努力」という言葉は一度も出てこなくて、カーテンコールで主役の言葉で「努力する…」って言うので、最後に「努力」っていう言葉を出したんだけど、アンケートに「努力」っていう言葉についての記述の多い事…。やっぱり、視覚の力はデカイと痛感…。
実は、11日は機材がトラブってて、舞台転換でプロジェクタの設置、結線等を済ませても、出画しない!あわててケーブルの延長部部分とかいじってみると、なんとか出るようになった。接触が悪いかも、という判断で、本番に挑んだんだけど、テキストを出してみると、画面の両端が切れてる…orz どうやらPowerBookが解像度を間違って認識している模様。かといって、途中でKeynoteを止めるわけにも行かず、続行。こんな事なら、デスクトップを真っ黒に設定しとくんだった…。

と、ここまでが11日の話。前日のリベンジとお詫びの意味で、ギリギリまでネタを充実させる事を決めて会場入り。デジカメを持って、リハ、バックステージの様子を撮りまくる。150枚くらい撮ったかな。その中から使えそうな絵を、前日のKeynoteのスライドの続きにどんどん貼付ける。レイクでもお約束になってる、バックステージショットのコラージュを、当日の写真でやっちゃおう、というネタ。本番前の休憩時間もPowerBookをいじり続けて、50枚程の写真を貼付ける。当日感を出すために、届いた花束や、入場待ちのお客さんのショットも使う。
本番。PowerBookが勘違いしないように結線を済ませてからデュアルモニタの設定をし直す。さらにはKeynoteの1枚目に作っておいた、グレーの長方形で出画範囲をチェック。本編も問題なく進み、カーテンコールの曲に合わせて、4拍ずつくらいで写真を進行。そのまま写真で押し切ってもよかったんだけど、「プロジェクタの文字があると、伝わりやすい」というアンケートの言葉も尊重。主役の挨拶で一気にキーワードのスライドイン→アウトを流す。
12日のアンケートには、VJに関する事はひとつも書かれていなかったけど、まぁそれはいつもの事。自分の中では、当日のネタを使う、という可能性が実現できたので、満足。
今年もお世話になりましたm(__)m

機材など

  • プロジェクタ:三菱の。
  • PC:PowerBookG4 15インチ、アルミのやつ(ってクロックぐらい覚えとけよな…>おれ)
  • リモコン:KeyspanのUSBプレゼンリモコン。客席後方でも、下手袖に置いていたPowerBookの操作ができた。
  • RGBブースタ:Imagenicsのちっこいやつ。
  • ケーブル:ぶっといRGBコンポーネント
  • 設置:ひな壇下段に、スピーカスタンドをたて、その上(H=1mくらい)にプロジェクタ設置。PowerBookは下手反響版裏。リモコンの信頼性があがれば、プロジェクタ下にPowerBookを置いてもいいかも。でもそうすると、せっかくのKeynoteデュアルディスプレイ対応が無駄になっちゃうか…。