泣くなよ(Amazon HoundDog)

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昨日、某バンドの練習をした。メンバーそれぞれに音楽経験もあり、活動開始当初からそれなりの手応えを感じていたバンド。フロントがCl、Tp。それにAcc/ピアニカ、スーザ、Dr。Clは音楽教室の先生らしいし、Tpも幅広くいろんな活動をしてる(天狗、とか…)。最初の頃は、コピーばかりだったけど、かなりの難曲を数回の練習でこなしてたし、「すごいなぁ、ついて行けるかなぁ…」というのが正直な感想だった。
最近、練習してなくて、昨日が久々のスタジオ。前回からオリジナルをやり出してるんだけど、ちょっと壁にぶつかってる感じ。Clが、アドリブできない…。この事が、とてつもない壁になってしまっている。
コピー曲は全てこの人の耳コピーで、メロディパートは完璧な楽譜を用意してくれる。当然、演奏も完璧。もしかすると、元曲よりも上手く吹いてるかも。ところが、アドリブというか、インプロ?が苦手らしい。俺は、過去楽譜通りできないときは、どのようにして誤摩化すか、どんなふうにしてできているフリをするか、って考えてたんだと思う。だから、とりあえず、音を出して、なんとかその場を切り抜けよう、ってする。結果的にそれがアドリブっぽくなっちゃったりしてるのかな。
本家本元があって、それを忠実に(場合によってはそれ以上に)再現する、というのも音楽のひとつの形。2、3の約束(コード進行とか、雰囲気とか)だけを元に思いついたまま音を出す、というのも音楽のひとつの形。どっちが正解なんてわけじゃないけど、とにかく音を出さない事には、音楽は始まらない。
きっと、ちょっとしたきっかけで、突然アドリブできるようになるんだと思う。無数の音運びは身に付いてるはず。何となく指が動き出すはず。できない、って止まっちゃうんじゃなくて。周りは、待ってるしかないのかなぁ…。