G3 '05

じぃさんのライブ。えと、G3てのは、Macとは関係なくて、日本風にいえば「ギター侍三人衆」ってとこか。西山毅と、波田陽区と(違) Joe SatrianiSteve VaiとTakeshi Nishiyama(だから、違うってば)…John Petrucci。Satrianiは15年くらい前からそれなりに知ってるし、Vaiは映画「クロスロード」で知って、まじめに聞いたことはないんだけど、それなりに名前は知ってる。で、John Petrucciって???
いまさらギタリストに戻る気は(あんまり)ないんだけど、それでも興味をそそられるので、珍しく発売日に5台の電話を駆使してゲット。なんでこんなところが会場なんだ?と思ってしまう、大阪国際会議場。ここは吹奏楽コンクールの関西大会が行われたことがあって、そのときに下見と本番で2回行ったことがある。
 昼過ぎに雨の大阪入り。適当にぶらぶらしつつ、5時過ぎに大阪駅裏のリーガロイヤルホテルシャトルバス乗り場へ。実は大阪国際会議場、中途半端な位置にあるので交通が不便。リーガのバスを使うのが、公式Webでも推奨されているので遠慮なく乗る。
 しかしまぁ、会議場、だね。ライブ会場っていう雰囲気じゃぁないわ。延々とエスカレータに乗って、ホテルの廊下のようなロビーに並び、入場待ち。入ってみると、正面にはIbanezのギターとTAMAのドラムセットが展示されてる。Satrianiのモデルは3本。1本はこないだ発表された今年モデルらしい。ここでは写真OK(黙認?)らしく、ギター小僧な人たちが写メってました。物販は、外タレらしくTシャツ中心。多分10種類以上あった。だいたい3500円。あとは直筆サイン入りポスター(と書いていた。3000円?)と、Satrianiのステッカ(500円)、キーホルダ(500円)、Vaiのパンフ(2000円)、かな。普段着用にSatrianiのTシャツ白と黒と、記念にVaiのパンフ購入。
 ホール内。席につくと、思っていたよりも前より。ふと前を見ると、ステージ前は人だかり。みんなステージ上の機材に興味津々な模様。俺も、HoundDogのライブでとりあえず機材観察するんだけど、たいてい一人なんだよね。でも、さすがG3、みんな勉強熱心。一応、俺も見に行ったけど、「ふ〜ん」って感じでしかなかった…。思ったよりも、コンパクトエフェクタが多かった。エフェクタボードに満載されてた。ステージセットはきわめてシンプルで、さすがに照明はムービングが10発以上あったけど、それ以外に凝ったことはしていない。あえていうなら、やたらギターアンプがたくさんあることかな。メインスピーカはフライングされてて、地面には(おそらく)ウーファ。あとステージ中央あたりに、補正用らしきスピーカも2台。ネタ的には、ど真ん中に、真っ黒な扇風機がおかれていたのはおもしろかった。
 そのまま、PAブースも観察。メインコンソールはYAMAHAのPM5Dかな?最近よくサンレコに広告が載ってるヤツ。ブースには、あんまりラック機材がなかったな。あ、AKGのヘッドフォン用ケースに、MDR-CD900STってテプラが貼ってあったのには笑った。中身はCD900なんだろうな。PAブースで見かけたタイムテーブルで、なんで平日なのに1830開演なのかがわかった。(間違ってたらごめん。原文は英語ね)

  • 1830 John Petrucci
  • 1915 舞台チェンジ
  • 1935 Steve Vai
  • 2020 舞台チェンジ
  • 2040 Joe Satriani
  • 2125 舞台チェンジ
  • 2130 G3
  • 2200 終演

22時終演…。危うく帰れなくなるところぢゃん…。

 さて、ライブ感想。多少のネタばれあり。素人のくせに失礼なことも書くよ…(^^;
 John Retrucci。G、B、Drのトリオ。総立ちにならない…。すごく、まじめにプレイしてるという印象を受ける。音もすごくいいし、Drもすごく丁寧に、正確なリズムをだしてる感じ。全然聞いたことがないけど、きっとCD聞いてもこの通りなんだろうな、と思える。それでいて、早い。ひたむきなギタリスト、って感じ。なんか、西山サンを思い出すのはなぜだろう?音の運びが似てるのかなぁ?思ったよりも、あっという間に終わった。
 Steve Vai。Gが3人、B、Dr。当然、Vaiは真ん中。扇風機はVaiのために用意されてたのか…。VaiはやっぱりVaiだった…、ほんとヤンチャなギタリスト。1曲ごとに楽器をかえるのは、チューニングが狂うほど弾いてるからか?一つ謎だったのは、ハーモニクスになった状態でギターを顔の前(ってか口の前に見える)に掲げると、キュイーンって倍音のフィードバックになるのはなんでだ?Bassの人も、Vaiに負けないくらいヤンチャ。おもろい。
 Joe Striani。G2本、B、Dr。Satrianiは下手。今日の3人の中では「お兄ちゃん」って感じ。Vaiがライトハンドやエイトフィンガを多用するのに比べて、きっちりピッキングで早く弾く、という感じを受けた。最近のCDは、買ってたけどほとんど聞いてなくて、知ってる(ってか覚えてる)以前の曲も2曲ほどあったのはうれしかった(^^) ワウを使ったプレイとか、しゃがみ込んで足下のエフェクタをいじって遊ぶなんて場面もあったり。そうそう、Satrianiのときからはホリ幕にムーピングで色づけしてたんだけど、下手端におかれたムービングをホリに向けて、Satrianiの影が大写しになるのはかっこ良かった。いただき!って感じ。
 3G。Satrianiのステージに二人を呼び込む形。3曲やったのかな?Foxy LadyとSmoke on the Waterはわかった。Foxy Ladyがわかったのは王様のおかげ、Smoke onがわかったのは祇園のおかげ(^^; 3人、好き放題に弾いてます。
 全体を通じて、音がいいなぁ、と感じた。すごく音圧感があって、自分の服が振動してるのがわかるんだけど、全然うるさくない。それぞれの楽器の音もすごく聞きやすいし、耳も痛くならない。さすがに長丁場だったから、終演後は耳鳴りしてるんだけど、演奏中には全然うるさいとは感じなかった。
 舞台転換時には、各マイクのサウンドチェックをしっかりやり直してた。ある程度はリハで決まってるんだろうけど、丁寧な仕事してるなと感じたね。
 さすがに、「もう一度ギターを弾いてみたい」とまでは思わなかったんだけど、「あの音だしてみたい」とかっていう、低いレベルでのギター欲は出てきたかも。んで、アンプシミュレータとかに走ってしまうのか?!
 えと、この程度のレポートでよろしいでしょうか>かわとくん。