物理モデル・ソフトウェア・シンセサイザー・BRASS(アイデックス音楽総研株式会社)

“BRASS”はアートリア社とIRCAM(※)との共同開発で生まれたサックス、トロンボーン、トランペットの物理モデル・ソフトウエア・シンセサイザーです。

をを、IRCAMが噛んでるのか。それならそれなりのクオリティが望めるのかも。
でもさ、管楽器って、ものすごくパラメータが多いんだよね。最近の物理モデルって、どこまでできるのか分かんないけど。たとえば、このソフトもモデル化しているらしきトロンボーン。普通に考えれば、トロンボーンの音程はスライドで決まるんだけど、多少はアンブシュア(唇)で音程をコントロールできる。俺の場合(Tubaだけど)半音くらいは、アンブシュアで上下できる。ただ音色も変わっちゃうけどね。
んじゃ、この物理モデル、スライドで音程をあげつつ、アンブシュアで音程を下げる、なんて言う芸当はできるんだろうか?いくら悪あがきしても、管楽器については、人間に近づくことは、ものすごく難しい、と思ってるんですが。
ところで、知ってました?10年程前の僕の修士論文は、弦楽器の物理モデルをソフトウェアベースで作ったんです。特別なハードではなく、MacintoshCentris650。市販パソコンで、かつパソコンプログラミング初心者でしたが、パラメータを工夫することでかなりいい感じの音響合成ができてました。