ちびくろ・さんぼ

差別批判で絶版、「ちびくろ・さんぼ」復刊へ…瑞雲舎(YOMIURI ON-LINE)

 ロングセラー絵本として親しまれながら、人種差別的との批判を受け、絶版になったままだった岩波書店版「ちびくろ・さんぼ」が別の出版社から来月復刊されることが2日分かった。
(中略)
 瑞雲舎井上富雄社長は、「他の絵本と比較しても文章表現に差別は見あたらないと思う。絵がきれいで親しまれた岩波版は、次世代に残す必要がある」と話している。

えと、社長、そんなコメントでいいの?
オイラの記憶が間違いなければ、ちびくろ・さんぼの問題点は

  1. 「さんぼ」は、黒人を侮蔑した呼称である。
  2. 「ちび」は差別的な意味合いをもって使われることが多い。
  3. 黒人を表現する絵として、必要以上に肌の色や唇の厚さを強調した絵になっている。

あたりではなかったかと。文章表現に差別性がある、なんてあまり聞いたことないんですが。
言葉狩りをする気はさらさらないけど、いろんなことをきちんと考えた上で、信念をもって出版なり絶版なりしてくださいよ。