天狗ライブ in 結(ゆい)紀伊国屋

天狗ファンを名乗る方からの持込イベント。
会場は、成安造形大学内のカフェテリア、「結(ゆい)紀伊国屋」。このカフェテリアは、もともと大津市内でオーガニックレストランをされていた「ブルーベリーフィールズ紀伊国屋」さんが営業されていて、いわゆる「学食」でありながら、素材にもこだわったメニューを提供されている。

15:00会場入り。
先日、下見にも行って、ハコのサイズ、電源位置を確認してあったので、だいたいのセッティングプランは考えてあった。でも、セッティング中も営業はされており、ステージを組む位置にもお客さんが座っておられ、予定時間を過ぎてもなかなか搬入すらできない…。
主催者さんから、お客さんに事情を説明していただき、席を移ってもらいセッティング開始。
だいたい8m×15mくらいの縦長のハコ。大学の先生の設計で、大工さんと学生による施工だそうで、木の素材感を大切にした建物。でも、壁面は、すべてガラス窓。天井は三角屋根で、そこそこ高い。防音・吸音もされておらず、響くような気もするけど、デッドな気もする。とにかく音を出してみないとわからない。
頭のなかで、それなりのプランができていたので、一人でさっさとセッティングを進める。

  1. 電源確保
  2. PAブース場所確保、ミキサ・ラック設置
  3. メインスピーカ設置
  4. 出口系結線
  5. iPodで出音確認。RAMSAを2×2だったけど、そんなにパワー不足でもない様子。
  6. 入口系結線

今回は、

    • ケーナ:BETA57A
    • Vocal:SM58
    • A.Guitar:DI
    • Perc(ジェフリ)OH:SM57×2
    • Perc(ジェフリ)FOOT:SM57
    • Perc(やん)OH:SM58
    • Perc(やん)小物:C419×2

HYP180を忘れた…。

16:30サウンドチェック
とにかく、音作りがしにくい。結局、あんまり響かない。特にMidが外に逃げている感じ。Hiは響いてんのかなぁ。ガラス面が多いから、Hiは反射して、Lowが逃げてるのかもしれない。やたら「音が固い。Hi切って、Mid〜Low出して」と言われる。でも、Mid域でハウリングポイントがあるから、ミキサのEQでMidを上げて、GEQでハウリング域カット。それでも、全然音が決まんない。ステージモニタは2系統返してたんだけど、こっちはGEQないから、プレイヤ好みの音が返せないのが歯がゆい。特にGuitarのヤッサンは、空間系effectにはあんまり注文がないんだけど、EQでの音作りに注文が多い。エレガットだからね。次からはPowerAmpには、全てGEQをセットにしていこう、と決意。
今回よかったのは、かなりGEQでハウリング対策ができたこと。時間的、会場的な余裕が、音作りする精神的余裕につながったのかな。
予定時間をちょっとオーバーして終了。
サウンドチェック中も営業は続いてたんだけど、客はあまりいない。住宅地の中に突然できた単科大学だしね、仕方ないのかも。
ちょっとセッティング直して、BGMとしてiPodからニューオリンズジャズをセレクト。紀伊国屋さんのディナーをいただく。
ディナーって言っても、基本は学食。すごくリーズナブル(らしい。お金払ってないから…)。カキのグラタンを頼んだんだけど、大きめのプレートに、ちゃんとアペタイザーとか、サラダとかセットにされてて。パンもオーガニックなクルミパンとか、ね。なにしろ、慌てて食べたので、あんまり記憶に残っていないのが残念…。

18:30スタート
お客さんもほぼ満員。最初に主催者さんからの挨拶があるあたりはご愛嬌(--;
OpeningSEとして、ヴァンゲリスの「南極物語」のテーマをかけてみる。なんの打合せもしてなかったけど、チューニングをしてたヤッサン、ちゃんとSEの終わりを待って、演奏始めてくれました。
お客さんが入ったことで、程よく吸音されてて、リハよりはまともな音になって一安心。ハウる直前あたりな音をしていたときもあったけど、お客さんが静かに聞いていてくださったので、途中から全体にちょっと絞って解決。
いつもと違って、ヤッサンのVocalが入ったんだけど、変にハイテンションなヤッサンが面白い。
2ndStageでは、SEに「炎のランナー」:-P スローモーションで走るまねをするやんば&ジェフリ。これからもこのSE使っていいのかな???
最近、こっちも余裕が出てきたのか、「あ、コード間違ってる」とか気づくこともあったり。まぁ、こっちもそれなりに楽しめてるってこと。特に問題もなく、本編ラスト「溺死したペンギンの見た夢」まで進み、アンコール。やっぱり主催者さんと、紀伊国屋のマネージャさんからのご挨拶で、終了。ラストSEは、西山毅師匠の「生まれくるとき to Ryo」。ラストはやっぱこれ。
最初の頃よりは機材も厳選?してるので、それほど時間もかからずバラし完了。21時には撤退。
なかなか、いい感じのライブになったと思う。
箱のサイズも手頃、雰囲気も上質。店の営業的にも、かなり貢献できたみたい。
ぜひ、またやってみたい、と思える一日でした。