スウィング・ガールズ

SWING GIRLS
そろそろ上映終了する映画館も出てきたようなので、行ってきた。「吹奏楽(に近い)ネタ」を扱う作品としては、まじめに作っている。あり得ないような楽器の扱いとかもないし。演奏もアテレコ・手パクじゃなくて、出演者本人たちがやっているらしいし。吹奏楽コンクールの課題曲が(ほんのちょっとだけど)流れてくるあたりも、関係者としてはニヤリとしてしまう。
ちょっと惜しいのは、最期の演奏シーン。メインの5人はすごく楽しそうに演奏してる(実際、楽しいんだと思う)けど、他のバンドメンバーがノリ切れてないこと。上野樹里のノリがそれなりなので、余計にそう感じるのかも。悪く言えば、脇役たちが「演奏させられてる」という印象になってしまっている。吹奏楽業界でも「やらされてるプレイヤ」が多いので、全員がプレイを楽しむところまで作り込んでほしかったし、楽器の練習もしてほしかった。全体のストーリを通しても、主人公と脇役の差がでかすぎる、上野樹里にスポットライトあたりすぎてる、と感じてしまう。個人的には、沢山の登場人物にそれぞれドラマがあって、それが同時進行で話が展開する、というのが好きなのかも。
でも、上野樹里(というか、鈴木友子のキャラか?)、どっかで見たことあるんだよなぁ、顔も、ノリも。