アイ・ロボット

ちょっと前に見ました。何となく予想はついてたけど、どうしてもストーリー的に手塚治虫ワールドになっちゃうんだよね、この手の映画って。鉄腕アトムとか火の鳥でも、ロボットが暴走する、というエピソードはあるしね。
ストーリー的にほぉ、と思わせたのは、主人公(ウィル・スミス、だよね?)の左腕が機械なことと、ロボット暴走の理由が「人類を滅亡させないためには、人間の間引きが必要になる。それは人間にはできないから、ロボットが人間を管理する」という論理。単に暴走したのではなくて、(一応)論理的な判断の上で、人間を支配しようとしたこと。このあたりは「ウォーゲーム」のコンピュータが、自分で勝者/敗者の計算をしまくっていたシーンを思い出す。「ウォーゲーム」では「勝者なし」という最終結論まで達したのに、「アイ・ロボット」は「人間を支配する」という中途半端な結論で計算を終えているあたり、コンピュータの性能の違いがあらわれてます(嘘)。
全編CGばかりで、どれが実写でどれが合成かも分からないくらいCGだらけ。でも、まぁ楽しめました。