ハウンドドッグ・スカイツアー最終日@渋谷公会堂

いろいろ想い出ふかいツアーとなったスカイツアーも最終日。遅めにチケット買ったから二階。メニューに変化はないんだけど、色々細部が作り込まれてる。
全然気付かなかったんだけど、鮫島さん体調悪いらしくって、座っての演奏。
渋谷公会堂って多分三回目なんだけど、改めて「公会堂」なんだなぁって痛感。花道もないし、ステージだってそんなに広くないし。壁とか天井とか、古くさい感じが否めない。それでも音的にしっかりしているのは音響さんの経験か。
オープニングは、目つぶし(この言葉好きじゃないけど)3発のみでの照明と思ってたら、ステージ前端におかれた赤PARがホリ向けにシルエットを映し出してた。
ご近所は新曲ではおとなしめのノリだけど、過去の定番曲はノリノリ。まぁ、昔っからのファンってことなんだろうけど…。ビデオカメラが入ってたんだけど、各レンズの大型も3台。最前列にはレールも敷かれているし、下手からはリモコンクレーンまで。気合が入っているのはうれしいしありがたいんだけど、ホリを有効に活用した演出をしてるので、クレーンが影を落とすのはなんとかならないものだろうか?ブッチャーさん、蓑輪さんは三脚固定リモコンでもいけるだろうに…。さすがにVJの邪魔をすることはなかったみたいけど。
2階席ってことで、ビデオ内容じっくり見てみる。「Miles Away」では、アメリカの情景なんだけど、動画はスローで処理され、あと静止画も、寄り引きしたり、黒みのワイプをかけたり
することで曲調にあった処理になっている。あと、縦横比をかえて変化出したり。「大地の子供たち」は、自然や子どもたちの画像。森や木々の航空撮影って、どうしてるんだろ?チャーターなんて費用かかりすぎるから、もしかすると画像集が存在するのかな?子どもたちも、どこかに「照明」エフェクトしてあったりがなかなか好印象。素材撮影の時点から、出来上がりを見越した撮影をしてるんだろうなぁ。とにかく、こういう、「自然」とか、「子ども」とか「家族」「親子」「空」って言うのは、素材として必要だと痛感。ときどきは撮ってみたりするかな。個人的には、下から見上げるアングル好きなんだけど、街中ロケで変態扱いされない方法ってないだろうか?過去にお祭りの行列を地面すれすれからとってたら、「こらこら」って言われたことがあるんで…(って、和服での行列だから、スカートの中が映ることはありえないんだか、そういう行為は世間的にNGってことか???)
「Urban Cowboy」のムービングは、やっぱカッコよすぎ。ムービングが下降してくるのは、釣りバトンが降りてくるのかと思っていたら、ひとつずつ個別にエレベータがついてるみたい。VJが具体的過ぎて強い(きつい)エフェクトになっちゃいそうなときは、ムービングでの疾走感って有効だね。まじでムービングほしいし…。ミラータイプならひかくてき値段はこなれてきてるって言うけどねぇ。
MCでは、チャゲ&飛鳥のことをしつこく。なんでも、今日、お隣のNHKホールでやっているそうな(^^;
本編ラスト「たったひとつの愛のうた」。自分がVJまがいのことに手を出してから見るのは初めてなので、新たな視点で見られた。やっぱり、文字は強い。プレゼン的に文字を並べるだけじゃなくて、文字に動きがあるのは大事だなぁ。う〜ん、AfterEffects、覚えなきゃなぁ。あとは、「玉」をテーマに置いたアニメーション。改めて歌詞とのリンクがすごい。うん。
アンコールの「SKY Dogのテーマ」。鮫ちゃんのBassソロから。やっぱしぶい。いろいろエフェクト使ってるのは当然として、サンプリング/ディレイを使って、自分のフレーズサンプリングしてその上でソロやってたんだねぇ。VJも、ラスト、フェルマータの爆発画像も、前は画面の中心で破裂してるだけで、ちょっと間抜けな感じがしてたけど、全体に放射状の矩形があって、その上で爆発してるものに変わっていた。それだけでかなり引き締まった感じがしてよかった。
エンディングSEが鳴り始めてから、ローディーさんがギターとか受け取ってから大友さんがメンバー集めて相談。「嵐の金曜日」で幕を閉じる。
渋谷公会堂なら、いっぱいになるんだよねぇ。でも、即日完売にはならない。いい曲やってるのに、売れない。こういう仕組みって、なんとかならないんだろうか。売れればツアー本数も増えるし、もっとたくさんライブにいけるんだけど。特にHoundDogの場合は、客をさばくために大会場、っていう思想がないから、小さなホールをこつこつ回ってくれるのがわかってるからさ(話題作りに大会場、はあるかもしれないけど:-P)。そういうバンド、もっと必要だと思うぞ。
次は、日比谷野音?来られるといいなぁ。大阪城野音は、時間制限厳しすぎて、照明が生きないからなぁ。モスラも攻めてくるし。