世界の中心で、愛をさけぶ

昨日、なぜか見に行くことになって。
時間ギリギリに行ってみると、平日なのに混んでいる。よく考えたら水曜日、レディースデーなんだよね。
ネタバレは避けようと思いますが、すこしだけ。
結婚を控えた朔太郎の、現在と高校時代をまたいで話が進行していくんだけど、なんかね、既視感があるんだな。リツコを追っかけて(?)朔太郎が四国の海辺に行くあたり、「東京ラブストーリー」とダブってしまうし、亜紀が死んでしまうあたり「ノルウェイの森」とダブる。あとは、朔太郎の高校時代が1980年代終盤だというのがでかい。随所に出てくる小道具が、懐かしいものばかり。佐野元春渡辺美里(EPIC一色!)、「みゆき」の単行本、SONYのラジカセ、そこから流れる深夜番組、エレキギターファミリーベーシック(!)…。あえて苦言を呈するなら、あの頃は「ウォークマン2」は、もう新機種になっていたはず。インナーイヤホンでなく、ヘッドホン(それもオレンジのイヤパッド!)を使いたい気持ちはよくわかるけど、既に「カセットケースサイズ」になってたよ。
いい作品だとは思うんだけど、話の流れが早すぎるのか、ひとつのエピソードにかける時間が中途半端なのか、展開に起伏がない感じがしてしまった…。